Morita Lab blog

研究室のニュースやトピックスなどを紹介します

2018.12.27 大掃除と納会

2018年もあとわずかとなりました。ということでみんなでラボの大掃除。床を磨いてワックスをかけて、、。こういう時でなければ掃除しないようなところもあり、まさに一年で溜まった垢を洗い流す作業。さすがに人数が多いせいか、なんとか午前中のうちに作業を終えることができました。

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掃除の後のお昼は納会。寿司とピサを囲んでみんなでワイワイと。1年間お疲れ様でした。嫌なことは忘れてまた新しい年に向けて皆で楽しくやっていきましょう。

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卒業生の新井さんから送られてきた豚の足丸ごと一本の骨つきハムを頂きましたー。

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とても大きく、ズシリと重く。こんなハム初めての経験です。みんなも興奮してました。味は、しっとりとジューシーで美味しかった!みんなでペロリと食べてしまいました。

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最後は骨を煮込んで豚骨スープをとりました。

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年末は大雪で交通機関に欠航遅れが、、。

みなさん無事に帰省できますように。

2018.12.18-21 オルガネラゾーン研究会に参加して来ました

このブログはなんだか自分の出張報告のような様相を呈してきましたが、これが今年最後の出張となります。12/17-19に私と大学院生の石田くんと瓜生くんの3人で東京医科歯科大学で開催された新学術領域オルガネラゾーンの報告会と、セミオープンのオルガネラゾーン研究会に参加してきました。私はオルガネラゾーン研究会の方で発表する機会を頂き、荒川くん、瓜生くん、廣瀬さんが中心になって研究を進めているオートファジーに関する研究について発表してきました。以前にも書きましたが、この領域には国内の細胞生物学に関するトップクラスの研究者が数多く参加しており、その大御所の先生方の前で発表するというのは、胃がキリキリするほど緊張を伴うものです。荒川くん、瓜生くん、廣瀬さんの日頃の頑張りのおかげで、なんとか無事に発表を終えることができ、また、多くの先生方から質問やフィードバックを頂くことができました。三人ともすごい研究をしていると思います。改めて思いました。この会では、60名近いトップクラスの先生方が3日間に渡り公演して下さり、そしてそれらの発表はどれも素晴らしく内容の濃いものでした。いつものことながら大変刺激になりました。とにかく内容が濃いので、3日間あっという間に終わってしまったという印象があります。こういう会に参加させてもらえて光栄に感じております。

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 私は19日に弘前に戻りましたが、瓜生くんと石田くんは、そのままつくばエクスプレスに乗って筑波の産業科学技術総合研究所へ。21日までSTED顕微鏡という超解像顕微鏡を使ったイメージング解析を行うためです。蛍光サンプルを50nm以下の分解能で観察できる特殊な顕微鏡で、共同研究者の加藤先生にお世話になりました。2人とも、加藤先生から直接正しい顕微鏡解析の技術を学ぶことができ、良い機会だったのではないでしょうか。加藤先生ほどの専門家から直接指導を受ける機会というのはなかなかありません。是非ここで学んだことを今後の研究に活かして頂けたらと思います。また、お忙しい中、ご協力頂いた加藤先生には大変感謝しております。

 それにしても、今年は本当に出張が多い年でした。振り返ると、今年は走りっぱなしの一年だったような気がします。来年はもう少し落ちついた環境で腰を据えて研究に取り組むことができたらと切に願います。とりあえず、年末年始は閉じこもって先延ばしにしてきた論文執筆に集中します(論文を書く時間はここしかない!)。

2018.11.28-30 分子生物学会に参加してきました

横浜で開催された分子生物学会に参加してきました。「AAA+ ATPaseリングが織りなす多彩な細胞機能とそのしくみ」というワークショップに呼んで頂き講演してきました。分子生物学会は、生命科学分野において生化学会に並ぶ大きな学会です。会場はまるでお祭りのような人出と賑わい、充実した3日間でした。

AAA+ ATPaseとは、6量体リング構造という共通の構造を持つATP加水分解酵素の総称で、様々な細胞機能に関与しています。以前は、VPS4という膜切断に関与するAAA+ ATPaseを解析していましたが、現在はVCP/p97という因子を対象にしています。いずれも細胞内に感染したウイルスの増殖に関与することがわかっています。分子生物学会では細胞生物学に関する専門家が多く、講演のあと様々な鋭いご質問を頂きました。

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2018.11.18-21 オートファジー研究会に参加してきました

静岡県掛川にあるつま恋リゾートで開催されていた第11回オートファジー研究会に参加してきました。自分は諸用のため2日目から参加。大学院生の瓜生くんは初日からの参加でした。1日目は若手の会ということで、大学院生や助教ポスドクなどの若手研究者が発表する日で、瓜生くんもそこで口頭発表を行いました。その発表に立ち会うことは叶いませんでしたが、後から参加した人に聞くと瓜生くんの発表は良かったそうです。まずは、準備から含めて発表お疲れ様でした。このブログでも何度も触れていますが、学会で口頭発表を行うというのは研究を行う上でとても重要プロセスだと思います。将来どんな職種に就いてもある程度社会的ステータスのあるポジションであるならば、いずれは必ず大勢の前で口頭でプレゼンテーションをする機会はやってきます。一度ではなく何度も。学会発表はある種のトレーニングです。オートファジー研究会にはノーベル賞を受賞した大隅良典先生やプロテオソームの田中啓二先生をはじめ多くの重鎮が参加されていました。そのような先生方に発表を聞いてもらう機会であったというのも大きなことだと思います。

このオートファジー研究会ですが、途中の新学術領域研究の班会議も入れるとかなり長く継続している研究会です。そして最大の特徴はレベルが高いということ。どの方の発表ももしっかりとしたソリッドなデータに基づく素晴らしいものでした。オートファジーというひとつのトピックスに関してそのようなクオリティーの高い演題が100題程度集まり、3日間にわたり喧々諤々と議論するわけです。サイエンスの楽しさを実感できる研究会です。そして、参加する度に、我々もクオリティの高い研究をしなければ、といつも思います。

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終わった日の晩は、掛川からJR線で4駅ほど離れた場所にある実家に一晩泊まり翌日弘前に戻りました。静岡では薄い上着一枚。学会会場では半袖の方もいたくらいです。それが青森に降り立つとみぞれ混じりの雪。本格的な冬の到来、寒さが身に堪えます。

2018.10.28-30 ウイルス学会に出席しました

京都で開催された日本ウイルス学会に出席してきました。

ウイルス学会は自分が学部学生の頃から毎年出席している学会でとても馴染みがあります。知り合いも多く同窓会みたいなものでしょうか。多くの顔馴染みの先生方と雑談をしたり、楽しい3日間でした。

我々の研究室からは大学院生の木村さんが口頭発表しました。数年前から、ウイルス学会の口頭発表は全て英語になり、今回の木村さんの発表ももちろん英語でのプレゼンテーション。発表はまだまだ改善の余地がありましたが、何よりも自分から英語の口頭発表を志願した木村さんに敬意を払います。何事も挑戦が大事です。是非この経験をこれからの研究に活かして頂きたいです。

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今年は京都に3回も訪問する機会がありましたがこれが最後。今回は空き時間に少しだけ烏丸御池から寺町通にかけての裏路地を散策、お洒落な店がたくさん増えましたね。次回いついけるか、、。

2018.10.24 東北大学訪問

 東北大学生命科学研究科を訪れました。

現在ご支援頂いているCRESTの報告会です。この課題が採択されてから最初の報告会で、領域代表やアドバイザリーの先生方をお呼びしての報告会でした。

評価は上々でした。が、これも班代表グループの驚異的な研究推進力おかげともいえ、我々もより一層日々努力しなければという思いに至りました。

2018.10.01 祝、本庶先生ノーベル賞

本庶先生がノーベル賞を受賞されました。このニュースを聞いたとき、一瞬、クラススイッチの研究で受賞したのかな?と思いましたが、やはりPD-1での受賞でしたね。抗体のクラススイッチの話も、PD-1の話も、私の講義で時間をかけて教えている内容ですので、そういった内容がリアルタイムでノーベル賞の対象になるというのはとても感慨深いものがあります。本庶先生の講演を最初に聞いたのは私がまだ大学院生の頃でした。弘前大学の遺伝子実験施設セミナーだったと思います。色々調べてみますと、その当時、本庶先生は弘前大学医学部の客員教授を務めておられたそうで、、その後、何度も講演を聞く機会がありましたが、毎回とても綺麗な実験データをわかりやすく説明されており、グイグイと引き込まれてしまう内容で、いつも印象に残るものした。多くの生命科学の研究者にとってのお手本となる姿がそこにあるのではないかと思います。

それにしても、以前は日本人のノーベル生理医学賞受賞者は利根川先生しかいませんでしたが、ここ数年で大村先生、山中先生、大隅先生と続き大フィーバーですね。この感じだとTregの坂口先生やUPRの森先生など受賞されるのも時間の問題ですね。このまま分子生命科学分野の研究が盛り上がっていってくことを願っております。