Morita Lab blog

研究室のニュースやトピックスなどを紹介します

教職入門

この9月前半は、目が回るほど忙しい日々でした。新入生のキックオフミーティングや連合農学研究科の入試・会議に加えて、「教職入門」という集中講義を担当していたためです。教職入門は全学の学部2年生(教職課程履修者)を対象とした講義で、各学部から複数の先生方が担当します。今年度はそれを束ねるまとめ役が私に回ってきました。これがなかなか大変で、、。地元の高校の先生方にアポイントメントを取り、講演をお願いし、さらに学生を引率して市内5つの高校を分担訪問するというイベントも含まれています。私は代表として弘前高校を担当し、校長先生とも直接お話しできたのは良い経験でした。高校訪問の前後には、授業参観の観点を学生同士で議論させる事前指導、気づきをまとめて発表させる事後指導もあり、準備から当日まで盛りだくさんの内容です。ちなみに、教職課程を履修している学生というのは総じて積極的で、意見交換の場では発言が止まらないくらい活発です。意見が出なくて困るどころか、出すぎてまとめるのに困る、というのがいつものパターンです。それはそれで、楽しい時間ではありました。

今回で3回目の担当ですが、毎回ひとつ疑問がよぎります。「私は果たして、教育者を目指す学生を指導できる立場にあるのか?」と。これまで私の研究室で一緒に研究してきた学生たちは、きっと全員うなずいてくれると思いますが、私は教育者としてはかなり不向きな人間です。教員免許はもちろん持っていませんし、小中高の先生に憧れたことも一度もありません。それでも、この講義を通じて様々な教育現場を見学し、高校の先生方の熱意に触れるたびに、自分自身も学ぶことがあるのは確かです。とはいえ、まとめ役は今年度限りでお願いしたいところです。やっぱり、研究が本職なので。

北斗医学賞と北斗医学奨励賞W受賞

日本細菌学会東北支部、と名乗っていますが、実態は感染症学の地方会と呼んでも差し支えないかと思います。ウイルス学を専門とする研究者も免疫学の専門家も多く参加する、幅広い学術コミュニティです。この学会には独自の「北斗医学賞」という賞があり、毎年、特に優れた発表をした若手研究者が表彰されます。そして今年の北斗医学賞ですが、なんと、荒川先生が受賞されました!おめでとうございます。東北各地の名だたる研究室の若手研究者が集う中での受賞です。今後の大きな励みにしていただけたらと思います。さらに朗報がもう一つ。北斗医学賞は研究員や助教などを対象とした賞ですが、今年度から学生を対象とした「北斗医学奨励賞」が新たに設置されました。こちらに、本研究室の秦くんが選出!東北大をはじめ多くの大学から学生が参加する中での受賞です。北斗医学賞と北斗医学奨励賞のW受賞—こんなに嬉しいことはありません。荒川先生、秦くん、本当におめでとうございました!選考委員の先生方にも、心よりお礼申し上げます。

連大入試

毎年9月初めには、岩手大学連合農学研究科の大学院入試と教授会が開催されます。本学部は修士課程までは弘前大学独自の農学生命科学研究科が設置されていますが、博士課程は岩手大学・山形大学・福島大学の農学部と合同で設置されている連合農学研究科に属しています。以前は年2回の教授会のたびにわざわざ盛岡まで出向いていましたが、最近は予算的な事情からオンライン参加が推奨されています。一方、入学試験だけはさすがにオンライン対応が難しく、こちらは引き続き現地へ。このところずっとオンライン参加が続いていたため、久々の岩手大学訪問です。ところが前日からの集中豪雨で、奥羽本線をはじめ鉄道が軒並み運休。当日の運行が心配だったため、早めの便で向かいました。案の定、新幹線が一部運転見合わせとなり、途中の二戸で立ち往生。しかし30分ほどで復旧し、ことなきを得ました。そのとき、ふと代替手段のバスを調べてみると、なんと1日2便しかないじゃないですか。私が学生だった頃は、東北新幹線がまだ盛岡止まりで、弘前から陸路で出るにはバスしか選択肢がなく、それでも1時間に1便・1日15便ほどあったと記憶しています。新幹線が延伸した分だけバスが減り、いざ新幹線が止まると今の方がむしろ詰む、という、、。当時は実家の静岡から長時間新幹線で盛岡まで来て、さらに2時間半のバスに揺られてようやく弘前へ。ほんとうに陸の孤島でした。そんな懐かしい記憶を噛みしめながら、無事に入試を終えて帰路につきました。……ちなみに、次の教授会もきっと現地に向かわなければなりません、、。大変です。

 

キックオフミーティング

9月になりました。大学の後期授業はまだ始まっていませんが、研究室はいち早く夏休みモード終了。本格始動です。それに合わせて、新しい3年生メンバーにもこの日から来てもらうことにしています。初日ということで、午前中を使ってキックオフミーティングを行いました。ラボのルールや決まり事をひと通り伝え、3年生それぞれのプロジェクト概要を説明し、在ラボ生の自己紹介も。今年の新3年生は4名です。研究室での日々は、これまでの座学中心の生活とはがらりと変わります。戸惑うこともあるかもしれませんが、この楽しい?研究生活に、一日でも早く慣れてもらえれば嬉しいです。

みんなで大掃除

我々の研究室では、年に2回大掃除を行います。1回は年末、もう1回は新しいラボメンバーを迎える直前の8月末です。前期はメンバーの数が減る時期でもあるため、空いたスペースを皆さん「有効活用」しています。……正直に言うと、思い思いに占領してカオスな状態になっている、ということです(笑)。そのまま新人を迎えるわけにもいきませんので、大掃除と称して本来の空きスペースを空けてもらう、という機会が必要なわけです。ついでに、インキュベーターやクリーンベンチの掃除もまとめてやってしまいましょう、と。年末の大掃除ほどではありませんが、今年も大々的に実施しました。終了後は差し入れのミスドのドーナツでひと息。皆さん、お疲れ様でした!

農場のジャガイモでカレーを作る

8月も後半に差し掛かりました。雪国である我が街の小中高校はすでに新学期がスタートし、ラボもお盆休みを終えた学生たちが帰省先からぼちぼち戻ってきています。9月からはいよいよ通常モード再開です。そんな時期にちょうど、学部の附属農場で収穫されたジャガイモの販売がありました。早速購入し、そのジャガイモを使ってみんなでカレーを作りました。メークインはカレーに、男爵はポテトフライに。大量に作りましたが、きれいに食べ切りました。美味しかったです。9月からまた頑張っていきましょう!

 

細菌学会東北支部会2026

今年も日本細菌学会東北支部会に参加してきました。今年度の会場は東北大学・星稜キャンパス。世話人は医学部長を務めておられる石井直人先生——私が大学院生だった頃、同じラボで助教をされていた先生で、当時から大変お世話になっていた方です(今でも何かとお世話になっております)。会場の星稜オーディトリウムは、以前の学食の2階に作られた講堂です。今回は荒川先生と大学院生の秦くんが発表しました。二人ともとても良い発表でした。お疲れ様でした。終了後は、OBで現在加齢研に在籍している小出くんとともに、キャンパス前のとんかつ「あべ」へ。大学院生の頃によく通っていたお気に入りのお店です。25年ぶりに訪れてみると、店内の雰囲気も味も当時のまま。変わっていたのはとんかつ定食の値段だけでした(かなり値上がりしていました(笑))。懐かしい記憶がじわじわと蘇ってきました。