Morita Lab blog

研究室のニュースやトピックスなどを紹介します

仙台向山高校

入試広報の業務で仙台の向山高校に行ってきました。前日の晩に仙台入りし、朝から講義です。仙台向山高校は仙台第一高校、第二高校に続く三番目の進学校です。生徒たちは私の話に熱心に耳を傾けてくれました。進学者数はそれほど多くはありませんが、実際に何人かが弘前大学に進学されているようです。私の話を聞いて、少しでも弘前大学に興味を持っていただけたら何よりです。しかし、この高校は急勾配の坂の途中にあり、通学する学生たちも大変だろうなと感じました。仙台は坂の多い街なのを思い出しました。

とりあえず仙台に来たら牛タンを。

 

荒川くんの論文がTop100ダウンロード

昨年の2月にScientific reports に掲載された荒川くんの論文が3178報のうちTop100に選ばれたとのこと。おめでとうございます。みんなに関心を持ってもらえたようで何よりです。このインジケーターシステムが多くの方に利用されるのを願っています。

 

吉森先生の退官記念祝賀会

微研でのプレゼンの後、そのまま大阪に滞在し、かつての恩師である大阪大学の吉森保先生の最終講義と退官記念祝賀会に参加しました。昔の仲間たちと楽しい時間を過ごすことができました。吉森先生との出会いは、約15年前、留学先のアメリカから日本に戻る際、全く面識のなかった吉森先生にメールを送ったことがきっかけでした。特に募集があったわけではないのですが、履歴書と共に、是非先生の研究室でオートファジーの研究をさせていただけないかとお願いしました。吉森先生は快く引き受けてくださり、特任助教のポジションまで用意してくださいました。自分を受け入れてくださった懐の深さに感謝しています。吉森研究室での2年間で、オートファジーについて多くを学びました。当時、オートファジー知名度がまだ高くなかった時期に、このラボほどオートファジーを研究するのに相応しいラボは他になかったのではないでしょうか。この期間に多くの仲間に出会えたことは自分にとっての財産です。吉森先生は引き続き大阪大学で研究を続けられるとのこと。これからのご活躍も心よりお祈りしています。

いただいたお土産↓。

 



 

大阪


共同研究の報告会に出席するために大阪に来ています。この1年間の研究成果について、財団の方々に説明してきました。およそ1時間のプレゼンテーションでしたが、多くのフィードバックをいただきました。毎年のことですが、企業の方々からのフィードバックは、アカデミックな視点では得られない価値あるものばかりでした。我々が開発しているワクチンが実用化される日がいつか来ることを信じて、さらに前進していきます。

前日の晩に天六で昔よく食べたお好み焼き屋さんへ。なつかしの味。

古巣の微研北館。森田ラボのはじまりの場所。

カラスの大群

この季節、夕方になると大学近辺に集まるカラスの大群を目にすることがあります。何千羽ものカラスが集まる光景は圧巻で、まるで暗く羽を広げた黒い雲が空を覆い尽くすようです。その鳴き声が響き渡り、時には少し恐怖を感じます。しかし、何よりも恐ろしいのは彼らのフンです。ボタボタと糞が落ちてくる音が聞こえ、自分に直撃するのではないかとビクビクしながら帰宅することもあります。傘を持って歩こうかと考えることさえあります。なぜ、この時間に彼らがここに集まるのか、誰か教えてください。

 

最終講義

私が所属している分子生命科学科の吉田先生と、長く学部長を務められていた佐々木先生の最終講義がありました。両先生の話には深い洞察があり、大変感銘を受けました。冷静に振り返ると、両先生の話を真剣に聞くのは初めての経験でした。研究に取り組んできたスタンスについて学ぶことができ、非常に勉強になりました。最後にお話を聞けて良かったです。先生方が研究者人生の一つの節目を迎えることになりますが、これからも充実した人生を送られることを心からお祈り申し上げます。