Morita Lab blog

研究室のニュースやトピックスなどを紹介します

2018.7.6 第一回がんウイルス研究会 参加

7.6 ここ数日、関西では稀に見る長雨。そんな中、金沢で開催されたがん・ウイルス研究会に参加してきました。

東北大学免疫学教室に所縁がある研究者が集まって、お互いの研究内容について喧々諤々の議論をする会です。今回は初回ということで、金沢医科大学の樋口先生が主催。20人程度が集まりました。懐かしい顔ぶれが集まり、楽しく有意義な時間でした。

唯一残念な点は、電車が止まってしまった影響で、関西からの参加者が来られなかったということ。

第二回、第三回とこれからも参加させて頂こうとと思っています。

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金沢駅前。あいにくの雨でした。

 

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帰りに時間があったので、近江市場へ。カニの時期ではありませんでしたが、ロシアからの輸入物が店頭に並んでいました。

 

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近江市場で見かけたのどぐろ。この後、寿司屋でのどぐろの握りを食べました。確かに脂がのっていて美味しい。

2018.6.28- オルガネラゾーン 班会議

6.26-28にかけて新学術領域オルガネラゾーンの班会議に出席してきました。全総括班と公募班のPIが集まり、丸2日にかけて研究成果の報告会。この領域には、全国の細胞生物学の第一線で活躍されている先生方が集結しており、大変内容の濃い2日間でした。

新学術領域研究とは、共通した研究テーマについて、複数の研究グループが取り組むグループグラント(補助金)で、この領域は、細胞内小器官(オルガネラ)に形成されるさらに小さな単位「ゾーン」の機能に着目した研究を行うグループが集まっています。私たちのグループは、ウイルスなどの病原体が感染した細胞内に形成されるオルガネラと、既存のオルガネラとの関係をゾーンの観点から解析しようという取り組みのもと、この領域に参加させて頂いております。

これまでにもいくつかの新学術領域研究に参加してきましたが、共同研究などを通して多くの同じ領域の他大学の先生方と交流を持つことができる点において、大きなメリットを感じております。また、班会議や交流会のイベントなども多く、学生にとっても様々な経験ができる良い機会なのではと考えております。

 

organellezone.org

2018-6-18 フローサイトメーター納品

フローサイトメーターが納品されました。

ベックマンコールターのCytoFlex。

私が最初にフローサイトメーターに触れたのは、博士課程のときです。その当時フローサイトメーターは数千万の高額機器であり、取り扱うチャンスなど滅多にありませんでした。しかし、実際に取り扱ってみると、なんと便利な解析機器なんだろうと、感動したのを覚えています。

基本的に、多くの施設では、フローサイトメーターは共通機器の備品として導入されています。そのフローサイトメーターをまさか、自分の研究室で持つことができるなんて、、。感慨深いです。

 

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2018.6.11 Cell Stressにレビューが掲載されました。

Cell Stressという新刊の雑誌に私が書いたレビューが掲載されました。「Membrane closure in stress induced-autophagosome formation」というタイトルです。

http://www.cell-stress.com/wp-content/uploads/2018/06/2018A-Morita-Cell-Stress.pdf

www.cell-stress.com

2018.6.1 日本脳炎ウイルス生態研究会

荒川君、石田君が日本脳炎ウイルス生態研究会に参加し、研究内容を発表してきました。今回第53回目の会場は獨協医科大学です。私は諸用で忙しく参加することはできませんでした。学生のみの参加です。

日本脳炎ウイルス生態研究会」というと、かなりマニアックな研究会と思われがちですが、第53回とあるように1960年代から53年も続いている研究会です。

日本脳炎ウイルスとは東アジアから東南アジアにかけて生息しているウイルスで、ワクチンがなければ、広範囲で感染し致死率の高い重篤な症状を引き起こす怖いウイルスです。

日本脳炎ウイルス生態研究会は、この感染症の制圧に向け尽力を捧げてきた多くの優秀な研究者が携わってきた研究会で、今ではデングウイルスやジカウイルス研究のプラットフォームの役割を果たしています。

私は4年ほど前から参加させて頂いております。来年はできれば参加したいと思います。

2018.5.15 学生実習

3年生対象の学生実習が行われました。

内容はウエスタンブロッティングと、蛍光顕微鏡観察。

今年度から実習の期間が2日間に減りました。これまで3日間で行っていた内容を2日間に圧縮しなければなりません。

哺乳動物にプラスミドを導入して、蛍光タンパク質が融合したタンパク質を発現させて、それを蛍光顕微鏡と抗体で検出しようという内容です。

二日間でやる内容ではないな、、と改めて思いました。

来年はもっとシンプルなメニューに変更しようと思います。

 

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2018.5.8 ディープフリーザー搬入

新しいディープフリーザーが搬入されました。

これまで使用していたディープフリーザーが壊れました。前任の菊池先生が使用していたディープフリーザーを使わせてもらっていましたが、何度か温度上昇があり、いつ壊れてもおかしくない状況でした。いつかXデーは来ると覚悟しており、さほど驚くことではありませんでしたが、その対応はとても大変でした。

夜に代理店の山田くんを呼び、至急ドライアイスを手配してもらい、ラボ総出でサンプルを遺伝子実験施設のディープフリーザーに移動。我々の研究に欠かせない凍結細胞の維持を最優先に、大慌ての作業となりました。幸い、みなさんのご協力のおかげで無事に作業も終わりひと段落。

そして、急遽、新しいディープフリーザーを購入しました。これまでのと同じタイプのフリーザーです。次は長持ちしてくれますように。

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新しいフリーザー搬入前の掃除

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新しいフリーザ