Morita Lab blog

研究室のニュースやトピックスなどを紹介します

2018.7.14 みちのくウイルス塾

荒川くん、石田くん、瓜生くん、木村さん、廣瀬さん、前田くんの5名が、毎年仙台で開催されるみちのくウイルス塾に参加してきました。主に、臨床疫学の先生方が初心者にもわかりやすくウイルスについて講義して下さる研究会です。今年の講師陣はリンク先の通り。

www.snh.go.jp

2018.7.10 n-bioセミナーで講演@長浜バイオ大学

滋賀県長浜市にある長浜バイオ大学にてセミナーをして来ました。

以前より電子顕微鏡解析で共同研究を進めさせて頂いている長浜バイオ大学の奈良先生から、セミナーの依頼がありました。長浜バイオ大学では、月に1度、外部講師を呼んでセミナーを開催しているとのことです。そして今回は不肖私が講師を担当させて頂きました。1時間程度の講演でしたが、聴衆人数は50名くらいでしょうか。講演後も活発な議論があり、ともてアクティブな大学だなと感じました。

夕方、奈良先生と共に長浜の町を歩いていると、偶然にも阪大時代の卒業生の鵜飼くんに遭遇。その場で合流して、晩は三人で飲み会。鵜飼くんはこの春博士課程を無事終了し、某大手企業の研究職にて頑張っているようです。新しい職場での研究内容など聞かせて頂きました。いやー本当に偶然の再開でした。今後の活躍を祈ります。

それにしても暑かった。関西の夏の暑さは殺人的です、、。

 

 

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セミナーが始まる前の様子。最初は少人数かなと思いましたが、後から続々と。

 

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長浜城。暑かったです。

2018.7.6 第一回がんウイルス研究会 参加

7.6 ここ数日、関西では稀に見る長雨。そんな中、金沢で開催されたがん・ウイルス研究会に参加してきました。

東北大学免疫学教室に所縁がある研究者が集まって、お互いの研究内容について喧々諤々の議論をする会です。今回は初回ということで、金沢医科大学の樋口先生が主催。20人程度が集まりました。懐かしい顔ぶれが集まり、楽しく有意義な時間でした。

唯一残念な点は、電車が止まってしまった影響で、関西からの参加者が来られなかったということ。

第二回、第三回とこれからも参加させて頂こうとと思っています。

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金沢駅前。あいにくの雨でした。

 

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帰りに時間があったので、近江市場へ。カニの時期ではありませんでしたが、ロシアからの輸入物が店頭に並んでいました。

 

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近江市場で見かけたのどぐろ。この後、寿司屋でのどぐろの握りを食べました。確かに脂がのっていて美味しい。

2018.6.28- オルガネラゾーン 班会議

6.26-28にかけて新学術領域オルガネラゾーンの班会議に出席してきました。全総括班と公募班のPIが集まり、丸2日にかけて研究成果の報告会。この領域には、全国の細胞生物学の第一線で活躍されている先生方が集結しており、大変内容の濃い2日間でした。

新学術領域研究とは、共通した研究テーマについて、複数の研究グループが取り組むグループグラント(補助金)で、この領域は、細胞内小器官(オルガネラ)に形成されるさらに小さな単位「ゾーン」の機能に着目した研究を行うグループが集まっています。私たちのグループは、ウイルスなどの病原体が感染した細胞内に形成されるオルガネラと、既存のオルガネラとの関係をゾーンの観点から解析しようという取り組みのもと、この領域に参加させて頂いております。

これまでにもいくつかの新学術領域研究に参加してきましたが、共同研究などを通して多くの同じ領域の他大学の先生方と交流を持つことができる点において、大きなメリットを感じております。また、班会議や交流会のイベントなども多く、学生にとっても様々な経験ができる良い機会なのではと考えております。

 

organellezone.org

2018-6-18 フローサイトメーター納品

フローサイトメーターが納品されました。

ベックマンコールターのCytoFlex。

私が最初にフローサイトメーターに触れたのは、博士課程のときです。その当時フローサイトメーターは数千万の高額機器であり、取り扱うチャンスなど滅多にありませんでした。しかし、実際に取り扱ってみると、なんと便利な解析機器なんだろうと、感動したのを覚えています。

基本的に、多くの施設では、フローサイトメーターは共通機器の備品として導入されています。そのフローサイトメーターをまさか、自分の研究室で持つことができるなんて、、。感慨深いです。

 

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2018.6.11 Cell Stressにレビューが掲載されました。

Cell Stressという新刊の雑誌に私が書いたレビューが掲載されました。「Membrane closure in stress induced-autophagosome formation」というタイトルです。

http://www.cell-stress.com/wp-content/uploads/2018/06/2018A-Morita-Cell-Stress.pdf

www.cell-stress.com

2018.6.1 日本脳炎ウイルス生態研究会

荒川君、石田君が日本脳炎ウイルス生態研究会に参加し、研究内容を発表してきました。今回第53回目の会場は獨協医科大学です。私は諸用で忙しく参加することはできませんでした。学生のみの参加です。

日本脳炎ウイルス生態研究会」というと、かなりマニアックな研究会と思われがちですが、第53回とあるように1960年代から53年も続いている研究会です。

日本脳炎ウイルスとは東アジアから東南アジアにかけて生息しているウイルスで、ワクチンがなければ、広範囲で感染し致死率の高い重篤な症状を引き起こす怖いウイルスです。

日本脳炎ウイルス生態研究会は、この感染症の制圧に向け尽力を捧げてきた多くの優秀な研究者が携わってきた研究会で、今ではデングウイルスやジカウイルス研究のプラットフォームの役割を果たしています。

私は4年ほど前から参加させて頂いております。来年はできれば参加したいと思います。