Morita Lab blog

研究室のニュースやトピックスなどを紹介します

2018.11.18-21 オートファジー研究会に参加してきました

静岡県掛川にあるつま恋リゾートで開催されていた第11回オートファジー研究会に参加してきました。自分は諸用のため2日目から参加。大学院生の瓜生くんは初日からの参加でした。1日目は若手の会ということで、大学院生や助教ポスドクなどの若手研究者が発表する日で、瓜生くんもそこで口頭発表を行いました。その発表に立ち会うことは叶いませんでしたが、後から参加した人に聞くと瓜生くんの発表は良かったそうです。まずは、準備から含めて発表お疲れ様でした。このブログでも何度も触れていますが、学会で口頭発表を行うというのは研究を行う上でとても重要プロセスだと思います。将来どんな職種に就いてもある程度社会的ステータスのあるポジションであるならば、いずれは必ず大勢の前で口頭でプレゼンテーションをする機会はやってきます。一度ではなく何度も。学会発表はある種のトレーニングです。オートファジー研究会にはノーベル賞を受賞した大隅良典先生やプロテオソームの田中啓二先生をはじめ多くの重鎮が参加されていました。そのような先生方に発表を聞いてもらう機会であったというのも大きなことだと思います。

このオートファジー研究会ですが、途中の新学術領域研究の班会議も入れるとかなり長く継続している研究会です。そして最大の特徴はレベルが高いということ。どの方の発表ももしっかりとしたソリッドなデータに基づく素晴らしいものでした。オートファジーというひとつのトピックスに関してそのようなクオリティーの高い演題が100題程度集まり、3日間にわたり喧々諤々と議論するわけです。サイエンスの楽しさを実感できる研究会です。そして、参加する度に、我々もクオリティの高い研究をしなければ、といつも思います。

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終わった日の晩は、掛川からJR線で4駅ほど離れた場所にある実家に一晩泊まり翌日弘前に戻りました。静岡では薄い上着一枚。学会会場では半袖の方もいたくらいです。それが青森に降り立つとみぞれ混じりの雪。本格的な冬の到来、寒さが身に堪えます。

2018.10.28-30 ウイルス学会に出席しました

京都で開催された日本ウイルス学会に出席してきました。

ウイルス学会は自分が学部学生の頃から毎年出席している学会でとても馴染みがあります。知り合いも多く同窓会みたいなものでしょうか。多くの顔馴染みの先生方と雑談をしたり、楽しい3日間でした。

我々の研究室からは大学院生の木村さんが口頭発表しました。数年前から、ウイルス学会の口頭発表は全て英語になり、今回の木村さんの発表ももちろん英語でのプレゼンテーション。発表はまだまだ改善の余地がありましたが、何よりも自分から英語の口頭発表を志願した木村さんに敬意を払います。何事も挑戦が大事です。是非この経験をこれからの研究に活かして頂きたいです。

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今年は京都に3回も訪問する機会がありましたがこれが最後。今回は空き時間に少しだけ烏丸御池から寺町通にかけての裏路地を散策、お洒落な店がたくさん増えましたね。次回いついけるか、、。

2018.10.24 東北大学訪問

 東北大学生命科学研究科を訪れました。

現在ご支援頂いているCRESTの報告会です。この課題が採択されてから最初の報告会で、領域代表やアドバイザリーの先生方をお呼びしての報告会でした。

評価は上々でした。が、これも班代表グループの驚異的な研究推進力おかげともいえ、我々もより一層日々努力しなければという思いに至りました。

2018.10.01 祝、本庶先生ノーベル賞

本庶先生がノーベル賞を受賞されました。このニュースを聞いたとき、一瞬、クラススイッチの研究で受賞したのかな?と思いましたが、やはりPD-1での受賞でしたね。抗体のクラススイッチの話も、PD-1の話も、私の講義で時間をかけて教えている内容ですので、そういった内容がリアルタイムでノーベル賞の対象になるというのはとても感慨深いものがあります。本庶先生の講演を最初に聞いたのは私がまだ大学院生の頃でした。弘前大学の遺伝子実験施設セミナーだったと思います。色々調べてみますと、その当時、本庶先生は弘前大学医学部の客員教授を務めておられたそうで、、その後、何度も講演を聞く機会がありましたが、毎回とても綺麗な実験データをわかりやすく説明されており、グイグイと引き込まれてしまう内容で、いつも印象に残るものした。多くの生命科学の研究者にとってのお手本となる姿がそこにあるのではないかと思います。

それにしても、以前は日本人のノーベル生理医学賞受賞者は利根川先生しかいませんでしたが、ここ数年で大村先生、山中先生、大隅先生と続き大フィーバーですね。この感じだとTregの坂口先生やUPRの森先生など受賞されるのも時間の問題ですね。このまま分子生命科学分野の研究が盛り上がっていってくことを願っております。

2018.9.28 チーズフォンデュ

留学生の陽平が中国から戻ってきました。前回は学部の交換留学生ですが、今回は大学院生としてです。おかえりなさい(^_^)。

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 新3年生と合わせて歓迎会も兼ねて、皆でチーズホンデュをしました。美味しかったですね(^_^)。

2018.9.24-26 京都で開催された日本生化学会大会に参加してきました

京都で開催された日本生化学会に参加してきました。今回は大学院生の荒川君がポスター発表、私が「次世代研究者が切り拓くオルガネラ研究の最前線」というタイトルのシンポジウム発表させて頂きました。こんなに大層なタイトルのシンポジウムで自分が発表して良いのかというのもありますが、精一杯努めて参りました。予想していたよりもずっと多くの方が講演を聞きに来て下さり、多くの先生方から様々なフィードバックを頂くことができました。このような機会を得ることができ本当に光栄に感じております。

会場は京都国際会議場。建物自体はとても古いのですが、ロビーが広くゆったりとした設計でとても居心地の良い会場です。実は、この場所、自分が大学院修士2の時に初めて学会発表した場所でもあります。当時、ガチガチに緊張しながら発表に挑んでいたのを懐かしく思い出しました。

プレナリーレクチャーはイベルメクチンの大村先生、睡眠の柳沢先生、そしてUPRの森先生。ノーベル賞を取られた先生、これから取られる可能性のある先生の講演、大変刺激になりました。やはり生化学会は楽しい。とてもエキサイティングな3日間でした。

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大村先生のレクチャーの様子

 

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荒川君のポスター発表の様子

2018.9.15 大阪にて研究会、兼、、

以前所属していた阪大の研究室に関連した方々が集まり、研究会と、ボスの吉森保先生の還暦及び持田記念学術賞受賞御祝い会が行われました。

私はこの研究室にてオートファジーの研究に携わり、また、細胞生物学の第一線で活躍される多くの先生方と知り合うことができました。いま研究費が獲得できそれなりの研究が行えているのも、ひとえにこの期間があったからこそだと思っております。

懐かしい顔ぶれに囲まれ、当時を思い出しながら、明け方まで飲み会。体力的にそういうのはもうキツいのですが、楽しいと時間を忘れてしまいますね。翌日が休日で助かりました、、。

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