Morita Lab blog

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地元医師会にて講演会

この度、弘前市の医師会にて新型コロナウイルスについて講演する機会を頂きました。医師会会館に赴き1時間ほど話をさせて頂きました。この時期に対面の講演会を開催して頂いたことに感謝申し上げます(やはり感染症のリアリティをご存知の方々は対応が冷静です)。新型コロナウイルスのオミクロン株について、抗ウイルス薬の開発状況について、我々がAMEDから支援を受けて開発を進めている抗ウイルス薬の位置付け、現在のワクチンの予防効果、問題点、それに対応するための方向性、開発に求められているもの、他の開発中のワクチン、我々が開発中のワクチン(こちらもAMEDから支援を受けています)の概要と位置付け、その開発状況について。開業医の先生方には連日のように厚労省から新型コロナウイルスに関する情報が届いているとお聞きしました。またメディアも連日のように踏み込んだ内容を報道しています。このように膨大な量の情報が溢れている中では、キュレーションこそが状況を判断するうえで最も重要なポイントといえます。今回は、できるだけ一次情報を引用し、基礎研究の立場から、現状について客観的に述べさせて頂きました。開業医の先生方に、普段ニュースから得られるものとは異なるの視点をご提示することができたと思います。予定時間を大幅に超えてしまいましたが、多くの先生方からたくさんの質問をいただき、講演会は大変盛り上がりました。私にとっても大変有意義な時間でした。このような機会を頂き医師会の先生方に改めて感謝申し上げます。f:id:moritae73:20220119171249j:plain