今ままで使っていた核酸定量装置ナノドロップ1000が調子悪いということで、新しいのに買い換えました。どうしても波長スキャンが必要ということで、少しグレードの高い機器を選定。PC部分がなくなりコンパクトな仕様になっています。ついでに蛍光測定用にQubit専用リーダーも購入。今までもVarioskanでも測定できていましたが少量サンプル用に。ラボ設備どんどん充実していきます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。年末からずっと寒波が続いています。特に昨晩からの暴風雪は凄まじいものでした。朝外に出ると、一面まるで霜取りをしていない冷凍庫の中にいるような世界。南極の昭和基地のようです。それから気温が低いので雪が融けません。どんどん溜まっていきます。車道や歩道の脇にどんどん積まれていくので、道路は大渋滞。歩ける道もありません。まるで雪山を歩いている感じ。さすがの雪国でも支障をきたし始めています。この寒波しばらく続くようです。覚悟しておかなければ、、。
3日前からCREST領域会議が開催されています。勿論オンラインです。大御所の先生方がこれでもかこれでもかと怒濤のように見せてくるデータを、ときおり窓の外の雪を眺めつつ暖かいラボでコーヒーを飲みながら聞いています。次から次へと出てくる興味深い研究成果に驚きながら、地方大学の弱小ラボがどうしたらこの分野の進展に貢献できるのか考えています。
今年も残りあと少しとなりました。本日は研究室の大掃除です。皆さんのおかげで綺麗になりスッキリしました。
今年は全てがイレギュラーでしたが、来年は柔軟に対応して様々なことを乗り越えて行きたいですね。皆様どうか良い年をお迎えください。
12月はあっという間に時間が過ぎてしまいます。いろんなことがありました。まずは、中旬からの大雪。昨年の暖冬がどんなによかったかことか。地吹雪の中の徒歩通勤、まあ雪国の醍醐味とも言えますが、これはほんとうにこたえます。八甲田山雪中行軍を実体験できます。今シーズンはあと何回寒波がやってくるのか。覚悟しておかなければなりません。
そして、21-23日にかけての新学術領域オルガネラゾーン班会議。この会議に向けて大学院生の石田くんをはじめこの一ヶ月みんな実験を頑張ってくれました。おかげでなんとか無事に終えることができました。感謝です。発表の準備は大変でしたが、いつものことながら、他のグループの発表を聞き大変刺激を受けました。今回出てきたたくさんのアイデアを少しずつ消化して今後の研究に活かすことができたらと思います。
班会議が終わりひと段落ついたところで、本日はクリスマスイブ。みんなでお餅をついて食べました。大学農場のもち米を格安で購入。つきたての餅を頂きました。残りは年末実家に帰省しない学生たちの為にのし餅にして保存。これで年越し準備万端です。
コロナ渦で売れに売れている分析機器があります。それはリアルタイムPCRマシン。世間でこれだけPCR検査と叫ばれているわけですから、関連試薬を含めて在庫切れ状態が続いていると言われても不思議ではありません。我々の研究室には前任の先生が残してくれたRoche社のライトサイクラーnanoというqPCRマシンがありました。ただこのマシン、今年度でサポート終了ということで、新しい後継機を導入する必要がありました。そして、以前から注文していた後継機、ライトサイクラー96、本日ようやく無事に納品されました。予想していたよりも大きなマシンで存在感があります。我々の研究室はP2実験室であり病原体を扱うことができます。そして新しいqPCRマシンも導入された今、検体処理能力も大幅アップで検査受け入れ体制も整いつつあると言えるのではないでしょうか(←なんの?)。
毎年サーモフィッシャーが開催しているラボ川柳、楽しませてもらっています。今年も秀逸な候補作品ばかり。読んでいると思わずニヤっとしてしまいます。ちなみに今年自分が投票したのはこれ「サンプルの 日付で思い出 振り返る」。実験しているとサンプルに日付をロット番号代わりに記入するんですが、サンプルを探す際Boxを開けて過去の日付がついたチューブを眺めていると、その日付の頃に自分がどんな実験をしていたか、どんなことを考えていたか走馬灯のように記憶が蘇ることがあるんです。脱線してノスタルジックな気分に浸ったり。研究室あるあるです。
本日で47歳になりました。ケーキを作って頂きました。ありがとう。