Morita Lab blog

研究室のニュースやトピックスなどを紹介します

2019.11.13 想像していたよりもすごい

今、中国の南京市に来ております。豚コレラウイルスの研究をされているBin Zhou博士からご招待を受け、本日、江蘇省農業科学院にて人畜共通感染症や家畜伝染病の検査防疫に携わっている多くの研究者の前で1時間程度の講演をしてきました。皆さんとても熱心に聞いてくださり多くの質問を受けました。感激です。明日は、南京農業大学で獣医の学生に講義することになっています。

ちなみに私にとってこれが初めての中国訪問となります。中国のここ数年の発展はテレビのニュースや人からの話でなんとなくは理解はしていたつもりだったのですが、実際に来て自分の目でみると想像を遥かに超えていました。人が多くそして何よりもそのヒトから放たれるエネルギーが凄まじい。とにかくみんなハングリーで勢いがあるんです。ただただ圧倒されています。そして合理主義を徹底的に取り入れているところなど、サイエンスはもちろん大学運営など日本の先をいってるのではないでしょうか。今はかろうじて多くの留学生がサイエンスを学びに中国から日本にやって来ていますが、日本人が中国に留学に行くようになる日は近いような気がします。人口は日本の10倍で大学には競争を勝ち抜いた猛者が集まっているわけですからね。ある意味当然なのかもしれません。

月曜日に到着したのですが、歓迎ぶりが凄まじく連日の接待に少々戸惑っています。また日本に戻ったら詳細をブログに書きます。

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2019.11.6 共焦点レーザー顕微鏡を使いこなす

筑波の産業技術総合研究所の加藤薫先生を弘前大学にご招待し講演して頂きました。様々な方の取り計らいにより共通機器センターの共焦点レーザー顕微鏡セミナーの枠組みでお招きすることができました。感謝いたします。講演は、顕微鏡の基礎的な話から超解像顕微鏡を用いた最新のトピックスまで、とても勉強になりました。その後は、共焦点レーザー顕微鏡の前で、どのように高解像度のイメージを取得するかの、イメージングのコツに関する講習会を開いて頂きました。個人的には、こちらの講習会が大変有難いものだったと感じています。これまでさんざんオリンパスの方に説明会を開催してもらってきましたが、正直、このマシンの性能を最大限引き出すまでには至っていませんでした。今回、ようやくそれが可能になったと感じております。加藤先生には感謝の言葉しかありません。ありがとうございました。

 

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オリンパスの技術の方にも講演頂きました。

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110名を超える参加者

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実機の前での講習会

 



 

2019.10.29 ウイルス学会

日曜日に静岡から弘前に戻り、その翌々日には再び東京へ。ウイルス学会に出席するためです。我々の研究室からは大学院生の木村さんがパルボウイルスの発表しました。木村さんの発表、予想していたよりも評判よかったような気がします。ユニークさが際立っていました。疫学研究と基礎研究がメインのなか、応用研究はそんなに多くはありませんので。そして何よりもパルボウイルスの演題は木村さんのもののみ。国内のパルボウイルス研究の第一人者を目指して頑張ってます。

今回のウイルス学会も様々な先生方とお話しをすることができました。ウイルス学会ってそんなに大きな学会ではありませんが、会員同士の交流はかなり盛んなような気がします。それは、みんなマニアックな研究をしているという自覚があるからではないでしょうか、、。学会の本来の姿がそこにあるような気がしました。

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2019.10.24 缶詰状態で集中できる環境

静岡県で開催されたオートファジー研究会に参加してきました。この研究会には毎年参加していますが、毎回とても充実した時間を過ごさせて頂いております。今年度は新学術領域「マルチモードオートファジー」が採択されこの研究会も活気に満ちていました。会場は掛川つま恋リゾート彩の里。3日間、缶詰状態で外に出ることはできませんが、研究会に集中するはいい場所です。来年も参加できたらなあと思いますが、それは領域の公募課題で採択して頂けたらということでしょうか、、。

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200人以上の参加者。

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とても広い敷地です。入り口はこんな感じ。

 

2019.10.7 りんごの季節がやってきました

肌寒い季節となり、木々の果実も赤く色づく季節となってきました。ここ弘前市ではリンゴの収穫時期の到来です。早速、農学生命科学部の付属の藤崎農場から「あかね」という品種のりんごを購入(10個300円)。この「あかね」は酸味が強く煮崩れしにくい品種なんだとか。そーです。アップルパイです。ラボでアップルパイを作ってみんなで食べました。

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10個ではラボのメンバーみんなに行き渡らないので、技術補佐員の樋口さんから「つがる」という品種も少しおすそ分けしてもらい(ありがとうございます!)果肉たっぷりのリンゴパイを作りました。やはり酸味は重要ですね。風味豊かなリンゴパイに仕上がりました。とても美味しかったです。

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そして、先日の海外研修入門のお土産モンスターエナジーの試飲会も。実は、このラボにはモンスター中毒者が何人かいて、みんな本場アメリカの味に舌鼓を打っておりましたw。ちなみに、自分はこのとき初めてモンスターを飲ませて頂きました。感想は、、微妙です、、w。

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↑左が日本のモンスター、右がアメリカのモンスター。色が微妙に違う?

そしてモンスター中毒者たち↓

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2019.9.28 やっぱりアメリカ

海外研修入門、アメリカからの帰国便が突然欠航となり、1日足止めを食らっています。天候不良のためだとか。こっちは全然雨なんか降っていないんですけどね。相変わらずアメリカの空港会社は緩くそしてマイペースな感じです。それにしてもアメリカでは飛行機がオンタイムで飛ぶ確率かなり低いんじゃないでしょうか。安全優先と言われたら返す言葉はありませんが、もう少し客の都合も配慮してくれたらとは思います。きっとみんな予定通り飛ばないことに慣れてしまっているんでしょう。昔、何度も苦労したのを思い出しました。今回、直ぐに諦めの境地に陥りあまり怒りが込み上げてこないのも、自分もそれに慣れてしまったからかもしれません。それと比較すると、やはり日本の航空会社は優秀です。かなり天候が悪くても飛びますから。すごいなあと思います。

せっかく頂いたワシントンDCでの追加の1日、当初の予定から抜いていたスケジュールを復活させたり、後はのんびりと、それなりに有意義に過ごさせて頂きました。明日は日本に無事に帰ることができますように。

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2019.9.27 海外研修入門

農学生命科学部のプログラムのひとつ、海外研修入門ということでアメリカのワシントンD.C.に来ています。2年生の学生6人を引き連れて、アメリカの文化を体験するというもの。私は同じ学科の先生と共にその引率です。自分にとって久しぶりのアメリカ訪問。そもそもワシントンD.C.は初めて訪れる場所となります。そして今回参加した学生はみんな初めての海外旅行。初々しいですね。最初はぎこちなかったグループも、一週間も一緒に旅をしているうちにそれなりにまとまってきたような。明日、日本に帰国しますが、なんか名残惜しい気がしてきました。今回の旅が彼らにとって何らかの刺激になり、そして少しでもグローバルな世界に目を向けるきっかけとなってくれたら何よりです。

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