Morita Lab blog

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2018.12.18-21 オルガネラゾーン研究会に参加して来ました

このブログはなんだか自分の出張報告のような様相を呈してきましたが、これが今年最後の出張となります。12/17-19に私と大学院生の石田くんと瓜生くんの3人で東京医科歯科大学で開催された新学術領域オルガネラゾーンの報告会と、セミオープンのオルガネラゾーン研究会に参加してきました。私はオルガネラゾーン研究会の方で発表する機会を頂き、荒川くん、瓜生くん、廣瀬さんが中心になって研究を進めているオートファジーに関する研究について発表してきました。以前にも書きましたが、この領域には国内の細胞生物学に関するトップクラスの研究者が数多く参加しており、その大御所の先生方の前で発表するというのは、胃がキリキリするほど緊張を伴うものです。荒川くん、瓜生くん、廣瀬さんの日頃の頑張りのおかげで、なんとか無事に発表を終えることができ、また、多くの先生方から質問やフィードバックを頂くことができました。三人ともすごい研究をしていると思います。改めて思いました。この会では、60名近いトップクラスの先生方が3日間に渡り公演して下さり、そしてそれらの発表はどれも素晴らしく内容の濃いものでした。いつものことながら大変刺激になりました。とにかく内容が濃いので、3日間あっという間に終わってしまったという印象があります。こういう会に参加させてもらえて光栄に感じております。

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 私は19日に弘前に戻りましたが、瓜生くんと石田くんは、そのままつくばエクスプレスに乗って筑波の産業科学技術総合研究所へ。21日までSTED顕微鏡という超解像顕微鏡を使ったイメージング解析を行うためです。蛍光サンプルを50nm以下の分解能で観察できる特殊な顕微鏡で、共同研究者の加藤先生にお世話になりました。2人とも、加藤先生から直接正しい顕微鏡解析の技術を学ぶことができ、良い機会だったのではないでしょうか。加藤先生ほどの専門家から直接指導を受ける機会というのはなかなかありません。是非ここで学んだことを今後の研究に活かして頂けたらと思います。また、お忙しい中、ご協力頂いた加藤先生には大変感謝しております。

 それにしても、今年は本当に出張が多い年でした。振り返ると、今年は走りっぱなしの一年だったような気がします。来年はもう少し落ちついた環境で腰を据えて研究に取り組むことができたらと切に願います。とりあえず、年末年始は閉じこもって先延ばしにしてきた論文執筆に集中します(論文を書く時間はここしかない!)。