産業技術総合研究所の加藤薫先生が弘前に来て研究セミナーにて講演して下さいました。せっかくですので、私が担当している細胞分子生物学の講義の１コマを使って、学部学生にも聞いてもらいました。最新の光学顕微鏡の原理から、どんなものまで見えるのか？など、たくさんの写真や動画を使ってわかりやすく説明して下さりました。実際に対象物を目で見て観察し、記録として写真や動画に収め、その画像を解析してデータを抽出するという一連の作業は、生命科学の研究にとってとても重要なプロセスです。この過程にどんな工夫を施せば今まで見えなかったものが見えるようになるのか？また、今まで見えなかったものが見えるようになるとどんな新しい世界が広がってくるか？そんなことを考えさせられる講義でした。きっと多くの学生の印象に残ったのではないかと思います。
