毎年ラボを出て行く人たちに記念品をということでオリジナルグッズを準備しています。この研究室に在籍していたことを何かカタチとして残すことはできないかなあという思いです。まあ、勿論、論文というカタチを残すことがベストですが、それはそれとして、、、。
これまでトートバックなどいろんなものを準備してきましたが、ここ数年、マグカップで落ち着いています。以前にAnnual Reviewsを執筆するチャンスを頂いたことがあるのですが、その時に執筆した記念にと出版社からロゴの入ったマグカップを頂きました。それがとてもカッコ良くて、今でも大事にとっておいてあります。それにちなんでというほどのことではありませんが、邪魔にならないようなものということで。
今年のデザインは4種類。それぞれ出て行く人たちが携わった研究内容を表したアイコンを作成しました。そのうち3つをここでご紹介。一つ目はパルボウイルスとタバコ。ウイルス抗原をワクチン用にタバコの葉で発現させようと取り組んできた内容を表現しました。
二つ目はバクテリアに対するオートファジー。細胞内に侵入しようとしてエンドソームの膜を破ったところを、オートファジーの隔離膜が認識して取り囲む様子をデザインしたものです。
三つ目はエクソソームのデザイン。Multivesicular Bodiesが形成されてそれがエクソソームとして分泌される部分を強調したデザイン。
大きさはどれも200mLほどの手の中に収まる小さなものです。デザインは、どれも結構悩みました。悩んだ挙句の3つです。でも、まあ結果としてみんな喜んでもらえてよかったです。ただ、毎年凝ったものになっていき、どんどんハードルが上がっていくのが少し怖いのと、、こんなことに時間を使うくらいならさっさと論文を書けと怒られそうで、、。ほどほどにしたいと思います。