BSL2実験室の安全キャビネットの脇に設置してあるゴミ箱の蓋が、ずっと開けっ放しの状態が続いているのが問題でした。開けっ放しにしているにはそれなりに理由があります。安全キャビネットでは複数の無菌操作を短時間に素早くこなさなくてはなりません。ただでさえ猫の手も借りたい程煩雑で神経を使う操作が続くのに、いちいちゴミを捨てるにゴミ箱の蓋の開け閉めなんてしてられるか！といったところでしょうか。この問題を解決するために導入したのが、センサー式自動開閉蓋付きゴミ箱。我々の雑然とした実験室には似つかわしくないスタイリッシュでスマートなゴミ箱ですが早速設置してみました。これでこの問題も解決するでしょうか、、。
しかし、このゴミ箱、発注してから納品まで実に二ヶ月以上かかりました。おそらくこれもコロナ需要のせいなんでしょう。センサー式開閉といえば、トイレの洗面台の蛇口や、自動扉など色々あります。おそらくこういった非接触システムはウイルスの接触感染を防ぐ重要なツールになるのでしょう。そういえば、20/21シーズンの感染性胃腸炎の流行がこれまでの年と比べてかなり少ないようです。みんなが手洗いを良くするようになったことなどが効いているのかもしれません。コロナウイルスにどの程度効果があるかはわかりませんが、、、。
