Morita Lab blog

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日本脳炎ウイルス粒子形成の分子機構に関する論文が掲載されました

博士研究員の石田くんの論文がPLOS pathogenに掲載されました。フラビウイルスの粒子を形作るEタンパク質の糖鎖修飾がウイルス粒子形成に必須であることを、大変綺麗なデータを示し証明した論文です。興味深いのは、フラビウイルスにはこの糖鎖修飾を受ける種類とそうでない種類があるということ。ウイルス粒子形成に重要なのになぜ糖鎖修飾を受けない性質が保存されているのか?よく増殖する、というのは必ずしも有利な性質ではない?宿主細胞によって糖鎖の役割が異なる?謎はまだまだ残っています、、というより謎は深まる?

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov